増田達治 煤墨の世界

 これは会場に入ってすぐ左の壁面です。
H27リーガ展・5044

 ここでいきなり、多くの人がこの作品の前で立ち止まりました。
 「抽象5」(552×820)です。
⑭個展・3867

 スピード感のある筆線の林立と交差、その複雑でダイナミックな動きと溢れ出る生命感。多様性があり、流動的で変幻極まりない魔訶不思議な煤墨の、その様々な表情とマチエール(材質感、肌合い)。
 一体どうやってこんな作品が…?

 と、皆さんからいただいた沢山の感想をごく簡単にまとめてみればこんな表現になるでしょうか。余程インパクト、迫力があったらしく、観者の皆さんに不思議な魅力と強烈な印象を与えたようでした。
⑭個展・H27リーガ展・3719

 7月26日、リーガロイヤルギャラリーでの初の個展が盛況のうちに終了しました。

 でも、それから既に一ケ月が経ち、また個展の開催をお知らせした前回の記事からは三ケ月近くが経過してしまいました。自らの怠慢を横において、ここでちょっと言い訳…。

 前回の記事を公開する前後から、なぜか突如画像をアップロードすることができなくなり、作品や会場風景等の写真をブログに掲載できなくなってしまいました。この間、PCに詳しい人に尋ねもし、何とか解決しようとあれこれ試みましたが全く埒が明かず…。

 が、つい先程、PCのことなど何もわからない私が一か八かの挑戦で遂に自力で解決!。久しぶりに新しい画像を添付することができました。

 これは、ギャラリーの入り口手前からまず目に飛び込んでくる会場風景。約三ケ月もの間、困り果て悩み続けてきた私にとっては、まさに「劇的」!
H27リーガ展・4959


   この夏、「リーガロイヤルギャラリー」にて下記の通り、個展を開催します。
   
   今回の個展では、昨年までほぼ一年ごとに開催してきた新作の展覧会とは異なり、グループ展を除けばこれまでに20回を越える個展で発表してきた沢山の作品の中から、各回の選りすぐりを約50点集めて展示する予定です。
   
   例年の新作個展では毎回新たなテーマを掲げて作品を制作するので、どうしても作品の傾向が似通ったものになりがちです。

   しかし今回は、その都度異なる試みに挑戦し続けてきた新作個展の中から少しずつ代表作をピックアップするので、様々なアプローチの仕方や変化に富んだ表現など、多様な作品世界を楽しんでいただけると思います。
  
   展覧会のサブタイトルにあるように、単一ではなく、また単調ではない多種多様の色、形、動き、そして言葉、その有機的で複雑な生命力溢れる多様性の世界は、やはり豊かな世界であり、美しい世界であると思うのです。

   そんな作品、表現世界を是非観ていただきたいと思っています。沢山の方々のご来場をお待ちしています。

  
                                       増  田  達  治  ・  顕  現! 
                         - 書、その多様性世界はかくも豊かで美しい- 
                               2015  7月21日(火) ~26日(日)
                               am10:00~pm6:00(最終日はpm5:00)
                                    会場  リーガロイヤルギャラリー
                                       (リーガロイヤルホテル1階)


   リーガロイヤルギャラリー(北区中之島5-3-68  ㈹06-6448-1121)は、京阪電車中之島線中之島(大阪国際会議場)駅に直結しています。またJR大阪駅からは、桜橋口改札を出て西側の高架下から約6分間隔にて運行のリーガロイヤル無料送迎バスのご利用が便利です。


ブログ用案内状・4861

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