ギャラリーに入ってすぐ左の展示壁面を第一とすると、これは第四番目の壁面ということになります。
前回、前々回の記事中にも画像の右端に映っていたこの赤いフレームの作品は、「摩訶芬陀利華陀利」(328.6×240.8)。
魔訶芬陀利華(まかふんだりげ)は梵語から来ており、広辞苑によると「大きな白蓮華。天竺の阿耨達池(あのくだつち)に生え、普通にはないところから、稀有な花の意。」とあります。私はこれにさらに“陀利”を付け加え、『まかふんだりけったり』、と読むことにしました。
「ホンマにもう、踏んだり蹴ったりや!!」ってことです。
ギャラリー入口の真正面からいきなり目に飛び込んでくる「劇的」とともに、もう一つ、入口手前から見る角度によってはより多くの人の目に入るのが、赤いフレームの「魔訶芬陀利華陀利」を置いたこの位置です。
その右に置いたのが、草書体で書いた「母」(481×333)。
この優しくも逞しい、慈愛に満ちた「母」の眼差しを思わせるような筆文字の造形と、極端なまでに大きく広がる余白。その黒白のせめぎ合い、緊張感が多くの方々に強い印象を与えました。
私は展示作業の当初、インパクトの強いこの作品を第四壁面の左端に置いていたのでした。
しかし、展示については決して口出しをされないギャラリースタッフのKさんが、ここでの経験上、作品そのものとは別に、この位置にはフレームの鮮やかな赤が断然目を引き、お客様が誘い込まれるでしょう…と。
黒白の中の深紅は確かに強烈なインパクトを与え、人の視線と興味を惹きつけます。私はその提案を素直に受け入れたのでした。
前回、前々回の記事中にも画像の右端に映っていたこの赤いフレームの作品は、「摩訶芬陀利華陀利」(328.6×240.8)。
魔訶芬陀利華(まかふんだりげ)は梵語から来ており、広辞苑によると「大きな白蓮華。天竺の阿耨達池(あのくだつち)に生え、普通にはないところから、稀有な花の意。」とあります。私はこれにさらに“陀利”を付け加え、『まかふんだりけったり』、と読むことにしました。
「ホンマにもう、踏んだり蹴ったりや!!」ってことです。
ギャラリー入口の真正面からいきなり目に飛び込んでくる「劇的」とともに、もう一つ、入口手前から見る角度によってはより多くの人の目に入るのが、赤いフレームの「魔訶芬陀利華陀利」を置いたこの位置です。
その右に置いたのが、草書体で書いた「母」(481×333)。
この優しくも逞しい、慈愛に満ちた「母」の眼差しを思わせるような筆文字の造形と、極端なまでに大きく広がる余白。その黒白のせめぎ合い、緊張感が多くの方々に強い印象を与えました。
私は展示作業の当初、インパクトの強いこの作品を第四壁面の左端に置いていたのでした。
しかし、展示については決して口出しをされないギャラリースタッフのKさんが、ここでの経験上、作品そのものとは別に、この位置にはフレームの鮮やかな赤が断然目を引き、お客様が誘い込まれるでしょう…と。
黒白の中の深紅は確かに強烈なインパクトを与え、人の視線と興味を惹きつけます。私はその提案を素直に受け入れたのでした。
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